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グレース 第19号

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【巻頭のことば】
 アメリカは、建国以来200年の歴史しか持たない未完成の実験国家である。それなのに、戦争に負けただけで日本人は、アメリカを完成されたすばらしい国だと思ってしまった、のではない、思わされてしまった。
 アメリカのフリーメーソンは、日本をフリーメーソンの実験国家にしようというのでマッカーサーの占領軍を派遣したのである。そして「自由主義、民主主義」が正しいと強制的に日本人に教育した。そして日本人が大事に守ってきた旧い宗教、道徳、習慣等はみな、「旧い」というだけで、〝悪いもの〟と考えるくせを押しつけた。だからして、「新しい」ものはみな〝よいもの〟と考えるようになり、終戦当時20歳以下の者達は、みな、「アメリカに生まれればよかった。日本に生まれて損した」と思った。今の政治家、細川、羽田、小沢という人達はみなそう思って成長した連中であるから、アメリカのいいなりになる日本にすることを国際化といっているのである。そして、それに反対して、「日本をソ連みたいな国にしたい」という社会党、共産党の馬鹿共がいた。目標のソ連は崩壊したのに、未だに社会、共産党と名乗っている。
 終戦当時20歳であった人達、そして当時20歳以下であった人達の中で、日本の歴史、そして〝人生〟というものを、しっかり考えて、アメリカやソ連のような国にしなくても、日本は日本の行き方、あり方をすればいいじゃないかと考えた人達が、自民党に集まって日本という国を現在まで支えてきたのである。 園頭広周

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