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グレース 第4号

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【巻頭のことば】
 この10月3日成田を出発してロサンゼルスに3日、南米パラグアイに10日、アルゼンチンに2日、サンパウロに3日滞在して24日に帰国した。25日直方市の病院の看護婦さん達の情操教育研修をして、26日は1日休養し、27日名古屋の講演に行った。空港に出迎えて下さった方が、永かった南米の旅に、かえって元気になっている私を見て、がっかりしたと言われた。期待はずれだというわけである。それは第一に心を安らかにして疲労の残るようなむだな心の使い方をしないからである。禅の公案に「随処作主」という言葉がある。いつでもどこでも自分が主人公になって対処するということである。他のせいにしてぐちが多いと疲れる。持越苦労、鳥越苦労もより以上に人をくたびれさせる。身体を働かしても疲れるが、心を働かしても疲れる。必要なことだけを考えればよい。失敗を予想して取越しない。常に成功のみを想念すれば必ず成功するのである。私たちは「時差ボケにならない」と心にいい聞かせて乗った。しかし時差は確かにあるのだから、それを克服するため飛行機の中では、よくねむるようにもしたものである。パラグアイはジャカランタの花咲くよい季節であった。 園頭広周

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